接遇マナーの5原則

介護の仕事は利用者さんの生活の質を向上させることを目的とし、その中で利用者さんの尊厳を重視するとともに敬意を払っていくことも忘れてはなりません。そのため業務においては接遇を求められる場面が多々出てきます。接遇は介護職と利用者さんの信頼を気づいていく上でも非常に重要なものといえるでしょう。きちんとした接遇をすることで利用者さんに安心感をもってもらえると共に、介助中の事故防止などにもつながるので、意識をして守っていかなければなりません。

介護の仕事において求められる接遇はいくつかありますが、その中でも基礎となるのが挨拶、言葉遣い、身だしなみ、表情、傾聴の5つです。挨拶や言葉遣いは相手を尊重するという点において重要なもので、人間関係や信頼を築く上でも非常に大切といえるでしょう。身だしなみは利用者さんに与える第一印象を左右しますし、安心感にも繋がります。表情は利用者さんに打ち解けてもらったり安心してもらうために重要なものです。傾聴は利用者さんの言葉をしっかり聞くことでより安心してもらうとともに、尊重しているという姿勢を表すことにもなります。

接遇やそのマナーがしっかり身についていれば、それだけで利用者さんやその家族とより良い信頼関係を築いていけるでしょう。また、より良いサービスの向上にも繋がっていきます。スタッフ一人ひとりがしっかり意識できていればコミュニケーションも円滑になり、職場の雰囲気も良くなるなど、メリットは非常に大きいです。